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■   クリちゃんのデジカメ散歩-23   ■

---- 2003,04,03 馬込桜並木を歩く ----

[ 馬込桜並木。車道の片側に見事な桜がずうっと続いている。 ]

 馬込桜並木は池上から見ると、本門寺の向こう側になる。
 地図上で真っ直ぐに行こうと思うと本門寺のお山を越えなければならない。いわば峠越えだ。
 それが嫌で平らな道を歩きたければ本門寺を大きく迂回することになる。

 馬込桜並木は桜のトンネルである。このトンネルは抜けても雪国にならない。なぜならばもう春だから。
 春だから桜が満開なので、上を見ても桜の花で空が見えない。


[ 空をも覆い隠す満開の桜 ]


 馬込桜並木は4月上旬に「馬込文士村・大桜まつり」が行われる。提灯が下げられ、屋台が出て、分別ゴミ箱も用意されている。
 この時期は周辺の住民にとっては騒がしいことだろう。


 馬込桜並木は桜がどのくらい古いものかはわからないけど、この道が昔は用水路だったとしたら、昔から土手沿いに桜が咲き誇っていたのだろうか。
 昔の人は、この桜を見ながら用水路の水が温むのを感じて、田植えが近いことを悟ったのだろうか。
 郷土資料館で見た資料によると、荏原・六郷などの用水路の整備によって、米の取れ高は倍にもなったそうだ。
 当時の農民は水の有り難さに感謝しながら、同時に水路沿いの桜にも感謝していたのだろうか。
 自然に感謝しながら桜を愛でた当時の人と、行き交う車に注意を払わなければ桜も満足に見られない現代の人とでは、どちらが幸せだろうかと思ってしまった。


 
 桜並木の終点の先には細い細い路地があった。遊歩道として整備されていたので、きっと用水路の後かもしれない。
 大田区資料郷土館で行われていた六郷用水に関する特別展示をみると、大田区には網の目のように用水路があったのに驚いたものだった。
 文士村大桜まつりに合わせて近所のブティックでは桜フェアーが行われていて、商魂たくましいところを見せていた。



 馬込桜並木へ行くのに本門寺を越えていった。やはり本門寺も桜が満開だった。
 日蓮聖人を囲むように咲く本門寺の桜。


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